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東京は歯科医院の過剰競争都市

平成17(2005)年の歯科診療所1ヶ所当たりの一日平均外来患数は19.1人です。最も多いのが秋田県で27.5人。最も少ないのが東京都13.2人。大阪府13.6人となっています。秋田と東京では実に2倍以上の差があります。東京、大阪、神奈川など大都市ほど患者数が少ない傾向がみられます。
現在、全国統計でコンビニエンスストア店舗数より歯科医院数が多く(コンビニ数の1.4倍)、特に東京では、1日1軒のペースで廃院となっている計算です。
平均外来患者が減少しているため当然ながら歯科医一人あたりの平均年収も減少傾向にあります。帝国データバンクによると1987年度-2004年度に発生した医療機関の倒産は全国で628件あり、その約43%(268件)を歯科医院が占めています。さらに100人中5人は申告所得が0となっています。
東京や大阪は競争原理が働いているので各歯科医院のサービス、技術向上につながるので好ましいと考えている人も多いようです。しかし、経営環境の悪化はコスト削減として、衛生面など安全管理の不徹底、過剰診療、過剰請求、人件費を抑えるための助手等による違法診療などが起こる可能性もあります。私たちにとって最も大切な安全と安心を蔑ろにされてしまうかもしれません。
政府による抜本的な解決策が出されていないため、歯科の二極化は今後もますます進んでいくと推測されます。
